2009年09月28日

久々に独り言・・。

 さてさて、全国の各都道府県に歯科技工士会という職能団体が

存在していることはご存知ですね。

会員として、日頃より活躍している人、業界で存在感があり、

いわゆる有名人もたくさんいらっしゃいます。

臨床の場で、地域の場で、学会の場で、産業の場でも・・・。

皆それぞれ努力された結果として、歯科技工士の理念を覆す

ことなく社会貢献に値する人と私は尊敬しております。

なかには、歯科技工士の人格・品格・品性を伸ばしていく

フロンティアとも言えるカリスマ的な人がいます。

このような存在が、後輩を元気づけ、仕事を続けていく大切な

要因になっているのです。

 日本の歯科技工士は、海外でも評価されるほどの高い

技術力を持っています。しかし、後進国と言われていた近隣国

からの輸入技工物の問題の波に晒されているのも事実です。

技術力、教育制度の上では日本は、海外に負けるようなことは

ないはずですが、法制度上の不備もあり裁判まで起きている現在。

今の歯科技工士会の存在感は、全国の働く歯科技工士の中では、

充分とは言えず、いざという時の戦力には乏しい気がします。

技工士3万数千人ではありますが、例えば言語聴覚士さん、

数は1万人であっても、介護予防施策において、専門的口腔

ケアと口腔機能向上にしっかり位置付けられました。

このことは、何よりもただ単に数ではないことを物語っています。

職能団体の役割が充分発揮されているかいないかは、

その責務をそれぞれ個人が持つか持たないかにあると思います。

そして、組織率です。歯科技工士の場合は、余りにも低いという

ことです。その低い理由は、自覚の欠如。自覚を促すプロが

身近にいないそして組織の魅力が無いからだと・・・。







ところが、一方、時が流れてもこの精神をずっと受け継いで

いる職業があります。それが美容の世界です。

この職業に学ぶものが多いと私は思います。

将来の自立をただただ目標に、古い慣習を今もなお受け継ぎ、

まず修行するというしくみです。美容学校を卒業し、国家資格を

有しながらも、まず修行して腕を磨く。美容師さんは、

必ず、良き先輩のお店で数年修行を積むのです。

美の技術を盗んで修行を何年も続けて自立するという過程が、

この近代社会に、今もなお生きているのです。



 歯科技工士にはこのように直接先輩から技術を教えてもらう

という修行が欠如しているのです。診療所やラボで先輩に

いじめられた人はいても、厳しい先輩から修行を受けたからこそ

今の自分があると答える人は少ないようです。






美容の世界では、完全な自立・独立です。厳しい修行があり、

基本的に素晴らしい技術を持っていないとお客さんは来ません。

全て自己責任がついてきます。この点は、勤務技工士とは

大きく違っていると思います。



 このような違いはあるものの、日本の現状を今のままで良しと考えていない

歯科技工士さんもたくさんいるはずです。僕は、それぞれが知恵を出して、

将来に輝ける歯科技工士像を後輩に受け継いでいけないものかと

考えているひとりです。

ワンマンラボが大多数を占め、流れ作業的な大手ラボが雇用を

確保している現状で新卒技工士の就業の選択肢が限定されて

きているとは思いますが小規模or中規模で技術を売りに

している技工所も沢山あります。技術力にこそ一筋の光が

あるんだと信じて頑張っていってもらいたいと思う。

おっさ37歳の秋の独り言♪
posted by おっさ at 11:09| 静岡 曇り| Comment(2) | TrackBack(0) | 独り言技工士の壺 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おっささんのような技工士が沢山いるといいですが、現実には滅多にいないんですよねぇw
Posted by nobu at 2009年09月28日 12:41
ん〜。開業するとねお金は欲しくなっちゃうんだよね。そして人雇ってもっと生産効率求めてそしてお金に走っちゃうんだよね〜・・・。お金は全部社長の下へ・・。そういう人たちから見たらおっさは馬鹿な経営者です。若手の歩く足元に小さい光が当てれればそれでいいのかな?とも思っています。まぁ結婚して共働きだから生活も何とか出来てますしねw技工士のほとんどが1人ラボなので勤務技工士の声は政策や会の方針には反映されにくいですし、そこに目を向けるより1人ラボの人たちの生活の不満の方が声が大きいのも事実。いつだって少数派はさみしいものです・・。
Posted by おっさ at 2009年09月28日 13:34
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